小さい時から身近で見ていた宿仕事
母から受け継いだ民宿
日向地区 美芳屋
女将 宮下 悦子さん
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どのお部屋からも若狭湾が見下ろせるオーシャンビューが自慢の美芳屋。この宿の女将、宮下 悦子(みやした えつこ)さんは、長年会社勤めをしていました。美芳屋は悦子さんのお母さんが始めた宿で、ご両親がきりもりをしていました。
明るく積極的な悦子さんのお母さんは、とても楽しそうに民宿をしていましたが、どちらかというと静かな性格の悦子さんにとっては、民宿の仕事はあくまでお手伝い感覚。結婚して子どもができてからも、会社勤めをしていました。しかし、お母さんもお年を召し、もうそろそろ跡を継いでほしいと言われて会社を辞めたのは、子供も手が離れた50歳を過ぎてからでした。
それでもまだまだ元気なお母さんを頼りに民宿を続けていましたが、お母さんが亡くなったあとはもう自分がやるしかなくなってしまいました。お母さんが亡くなり、しばらくは寂しさも手伝って民宿を開くことはできずにいましたが、母が残してくれた民宿をなくすわけにはいかないと、再開する決心をしたそうです。
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