一期一会を大切に
旅館たなべのおもてなし
早瀬地区 旅館たなべ
女将 田辺 和美さん
旅館の仕事が天職
和美さんの朝は早く、4時起き。旅館の営業日もお休みの日も変わらず、ほぼ同じ時間に起きるそう。1日の始まりは仏様へのお供えから。それから旅館の朝ご飯の用意。日中はもちろん旅館の掃除や宿泊の準備をし、夕方からは旅館の女将に戻り準備が始まります。ご主人と一緒に旅館を切り盛りしていた時は、魚をさばくのはご主人が担当で、和美さんは干物担当。ご主人亡き後、今では料理全般、魚も手際よくさばけるようになり「この仕事が私の天職。毎日が楽しく充実している」と。
お休みの日は、営業日よりも少しゆったりとテレビを見てくつろぎの時間を楽しむことも。小さい頃からなじみの旅館仕事、知っているだけに大変さも人一倍分かっている、この仕事は1人では絶対にできないと話します。飾らず、気さくな女将さんは実はおしゃべりが苦手。だけど、旅館に泊まりに来てくれるお客様と一緒に話し、またお酒をかわすと自然とテンションも上がり、楽しいひと時を共有します。悲しいことも苦しいことも、楽しいことも嬉しいことも、女将の仕事とともにあります。
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