目の前に広がる日向湖

ゆったりと流れる時間が美浜のいいところ


日向地区 旅館金森

女将 金森 清子さん

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INTERVIEW

結婚に迷った当時

女将の金森清子さんは日向(ひるが)の生まれ。日向から日向へ嫁ぎました。女将さんがお嫁に来た時はまだ旅館はしておらず、ご主人とご主人のお父さんは漁業とカキの養殖をしていました。カキの養殖から真珠の養殖に変えるために、女将さんは近所の人と一緒に小浜に出向き、2ケ月弱、真珠の核入れ作業の勉強にも出かけたそうです。

ご主人もご主人のお父さんも船に乗る仕事をしており、当時、久々子(くぐし)の民宿から、「釣り人を船で運んでほしい」と依頼が多かったそうです。


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INTERVIEW

釣りを終え船から降りてきた人達に、おばあさんが畑で作った野菜や漬物をおすそ分けすることも。美味しい漬物も評判になり、次から次へと人が訪れ、渡船の仕事やお客さんの宿探しが忙しくなりました。

その後、ご主人のお父さんが漁業組合長を退職し、近くの保育園の園長をしていた時も、釣り人や海水浴に来た人の宿探しに悩んだそう。当時は道が悪くて帰れないお客さんが多く、廊下でもいいから泊めて欲しいというお客さんの声から旅館金森が誕生しました。


どうやって子育てをしたか覚えてない

旅館の営業が本格的に始まり、建て替えもしました。漁師の仕事や渡船の仕事が忙しい中、真珠の養殖は何度も台風の被害にあったそうです。真珠の養殖は冬の日本海では寒すぎるため、トラックで三重県に移動させる手間もあったとか。その後は忙しくなった旅館の仕事に専念することになりました。女将さんは21歳で嫁ぎ、22歳で出産、そして23歳から始めた旅館の仕事など、どうやって子育てをしていたのか覚えていないぐらい本当に忙しかったと当時を振り返ります。旅館を始めてから、あっという間に60年近くの月日が流れました。


旅館金森は学生の修学旅行の宿泊やハートフル体験でのホームステイも受け入れています。昔は「自動車学校の道より難しい道」を通り旅館に足を運ぶしかなかったけれど、今は道もよくなり日帰りでも来られるようになった。年齢もあり旅館を閉めることも考えるが、今は常連さんや家族に支えられ、出来る限り旅館を続けていきたいと話します。

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INTERVIEW

旅館金森


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