自分たちが食べて美味しいと思うものを
食材と手づくりにこだわった夫婦二人三脚のお宿
久々子地区 いそや
女将 大谷 幸代さん
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民宿へ嫁ぐとは思わなかった
久々子海岸近くにある民宿いそやの女将、大谷幸代(おおたにさちよ)さんは、当時勤めていた会社の上司からの紹介でご主人と出会いました。ご主人は学生の時に野球、幸代さんはバスケットボール、お二人はスポーツを通して縁が深まり、幸代さんは福井市からお嫁にきたそうです。
結婚後はすぐに民宿の仕事はせず会社勤めをしていた幸代さん。子供が生まれたあとは子育てに専念しながら、少しずつ民宿の仕事を手伝うようになったそう。当時はご主人のお母さんが主に民宿を切り盛りしており、久々子には約70件もの民宿がありました。海水浴を楽しみにくる方や、臨海学校の宿泊が多く、民宿いそやでも一日70人近くのお客さんをお迎えしていたそうです。
化学調味料は使いません
宿の自慢は何と言っても新鮮な食材と手づくりへのこだわり。新鮮な魚はもちろん、季節ごとに違う旬の野菜は、いそやの畑でご主人が手間暇かけて育てたもの。名物の讃岐うどんは、ご主人が本場香川の讃岐へ出向き学んできたそう。大根おろしとレモンを添え、特別しょうゆで食べる讃岐うどんは、本場に負けないコシがあるこだわりの絶品。他にも、久々子でとれる天然のしじみと自家製の味噌を使ったお味噌汁は、体に優しく、心が温かくなる一品。
食材選びからこだわりのお料理、そして庭づくりにいたるまで、民宿いそやで過ごす時間を楽しんでほしいと話すご主人と幸代さん。宿泊だけでなくお昼の会食もしているそうで、夫婦二人で築いてきたおもてなしの数々が味わえます。
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