夫婦円満の波止屋

時代に合わせたこれから


竹波地区 波止屋

ご主人・女将 中村治正・文子さん

01


INTERVIEW

戦後からの生業

美浜の海岸線の集落の中でも、竹波地区は漁師が少ない地域。当時は魚よりお米の方が高く売れ、戦後の暮らしからの生業となっていました。ご主人は若いころはサラリーマンをしていて、車の修理業や、自動車関連の職業に従事していたそうです。

旅館は先代の祖父、父、が勤め、今は奥さんが主に動かれているそうです。定年退職後は、旅館の経営をしているのか聞くと「いや奥さんだけや」「間に合わんのや(役に立たないの意)」と冗談交じりに言いながら、海水浴場の駐車場を経営するなど、夫婦でけんかも仲良く一緒にやってる!感満載。

02


INTERVIEW

波止屋=夫婦の歴史

昔は別棟もある旅館だったなので、バブル時期は、70名ほどのお客様が毎日泊まりに来てくれていたと語る女将さん。当時は、部屋食が当たり前の時代。一番大変だったのは、別棟までの食事の提供だったそう。「階段の上り下りが本当に大変。それに、夜は遅いし、朝が早い仕事で体力をつかったね」

きれい好きな女将さん。長年、バリバリ働いてきたということもあり、とても若々しい。女将さんが嫁いできたのは今からなんと47年前。ご主人がすかさず、「ボランティア結婚や」と一言。その言葉に、「こんな感じやからいつも喧嘩なんやねえ。この人はすぐややこしいこと言うんやって。私は純粋なタイプやから~」と笑うと女将さん。50年連れ添っているだけあってご夫婦の息はぴったりです。

ここ数年はビジネスの宿泊客中心に営業してきた波止屋ですが、今後は観光のお客さんも泊まってもらいたいと考えているそうで、裏庭にある大きなたもの木の下でバーベキューしてもらって宿泊なんてのもいいね~と話は盛り上がりました。そう、今までは、魚と刺身といった、美浜を代表したメニューを用意していたけれど、これからの時代は、体験型

のアクティブな遊びも楽しんでバーベキューを堪能した後に、波止屋で泊まる。そんなのもいいかもね。今までのおもてなしの心を大事に、今後の、時代に合わせた波止屋が楽しみです。

03


INTERVIEW

波止屋


〒919-1202

福井県三方郡美浜町竹波19-49

一般社団法人 若狭美浜観光協会

〒919-1122 福井県三方郡美浜町松原35−7

(JR美浜駅内)

TEL:0770-32-0222 FAX:0770-32-1249

URL:https://wakasa-mihama.jp


Copyright © 若狭美浜観光協会. All Rights Reserved.